『みちのく』
桐の花の咲く時分であった。私は東北のSという城下町の表通りから二側目の町並を歩いていた。案内する人は土地の有志三四名と宿屋の番頭であった。一行はいま私が講演した会場の寺院の山門を出て、町の名所となっている大河に臨み城跡の山へ向うところである …
著者 | 岡本かの子 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「雄弁」1938(昭和13)年9月号 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約13分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約21分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
関
怖
確
茹
除
撮
労
諾
最早
黝
纏
斯
日和
尠
踵
労
潰
瞼
硝子
真鍮
白粉
烏賊
朽
箒
潜
箸
繭
芥
蕨餅
袴
覗
角
訝
起請
躊躇
野禽
錆
鞄
頭巾
髯
廂
乍
位牌
何処
僻
兎
凌
凝
剽軽
吼
周章
喚
婿
尤
就
帷子
河鹿
忽然
怯
恭
悧巧
懲
拵
揃
撒
春蚕
服装
与
杜鵑
枝垂
桐
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