“樽柿”の読み方と例文
読み方割合
たるがき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三四郎はしばらくたたずんでいた。手にかなり大きな風呂敷包ふろしきづつみをさげている。中には樽柿たるがきがいっぱいはいっている。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
女「困りますね、草鞋を脱いで下さい、泥だらけになって仕様がございませんね、アレ塩煎餅しおせんべいの壺へ足を踏みかけて、まアお前さん大変樽柿たるがきを潰したよ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
大きな梨ならば六つか七つ、樽柿たるがきならば七つか八つ、蜜柑ならば十五か二十位食うのが常習であった。
くだもの (新字新仮名) / 正岡子規(著)