“樽爼”の読み方と例文
読み方割合
そんそ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蒲田弁理公使がよろし樽爼そんそかんに折衝して、遊佐家を泰山たいざんの安きに置いて見せる。嗚呼ああ、実に近来の一大快事だ!
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
もっとああいう半開人をなずけ、あるいは外交上樽爼そんその間に我に従わしむるには、彼のうらみを買うことはごく損な事で、なるべく威圧してもそのうらみを買わぬ方針を執るのが得策でしょう。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
パデレフスキーは選ばれて波蘭ポーランド代表となり、ヴェルサイユの媾和こうわ会議に出席して、樽爼そんそ折衝を重ね、遂に波蘭ポーランドは百年の桎梏しっこくを免れて、光輝ある再建国となったことは、大方の知られる通りだ。