“樽代”の読み方と例文
読み方割合
たるだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「不意に來たからつて怪しい人間ぢやねエ。神田の八五郎といふ者だ。束修そくしうはいくらだえ。——樽代たるだいとか何んとかあるなら、さう言つてくれ。はゞかり乍ら——」
銭形平次捕物控:124 唖娘 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
かざりて申樣此度拙寺が本山天一坊樣大坂へ出張に付旅館として足下そくか控家ひかへや借用しやくようの儀を頼入たのみいれしに早速の承知かたじけなしと述終のべをはり此は輕少けいせうながら樽代たるだいなりと金子をおくり借用證文を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
紹介しょうかいする。其尾について、彼は両手りょうてをついて鄭重ていちょうにお辞儀じぎをする。皆が一人〻〻ひとりひとり来ては挨拶する。石山氏の注意で、樽代たるだい壱円仲間入のシルシまでに包んだので、皆がかわる/″\みやげのれいを云う。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)