“団栗”の読み方と例文
旧字:團栗
読み方割合
どんぐり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして今にあれで地球磁気の原因が分るはずなんだと言うと、中には「まさ団栗どんぐりのスタビリティを論じて天体の運動に及ぶたぐいだね」
父親はにがてらしい、家来のなかで黒板権兵衛というのも、ひげなんぞはやして団栗どんぐりまなこで、ちょっとゆだんができないかもしれない。
桑の木物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
ワッとおびえて、小児こどもたちの逃散る中を、団栗どんぐりの転がるように杢若は黒くなって、凧の影をどこまでも追掛おっかけた、その時から、行方知れず。
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)