“准”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅん41.7%
じゆん25.0%
なずら8.3%
なぞら8.3%
よそ8.3%
わい8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五十ぐらいの平田という老朽ろうきゅうと若い背広のせきというじゅん教員とが廊下の柱の所に立って、久しく何事をか語っていた。二人は時々こっちを見た。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
おこさせて新田につたとは名告なのらすれど諸事しよじ別家べつけかくじゆんじて子々孫々しゝそん/\末迄すゑまで同心どうしん協力けふりよくことしよあひ隔離かくりすべからずといふ遺旨ゐしかたく奉戴ほうたいして代々よゝまじはりを
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あひだにへだてを作りたるはとなりの家になずらへ、さま/″\の事をなしてたはむれあそぶ。
かどにはまくをうち、よきほどの処をしぼりあげてこゝに沓脱くつぬぎだんをおき、玄関式台げんくわんしきだいなぞらふ。
前にもよそへし事ありしが、てうど今度も守田座で、討入の日の一昼夜、幕あり幕なし十二幕、此短日に安売ゆゑ、世間の評も良金は、名に大星の余光なり。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
わい、両せつ、各省の軍管区から選抜された「飛天神兵」と呼ばれる精鋭隊があると——これまた戴宗のさぐりによって分っていたからだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)