じゆん)” の例文
おこさせて新田につたとは名告なのらすれど諸事しよじ別家べつけかくじゆんじて子々孫々しゝそん/\末迄すゑまで同心どうしん協力けふりよくことしよあひ隔離かくりすべからずといふ遺旨ゐしかたく奉戴ほうたいして代々よゝまじはりを
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
下され五十兩には百五十石三百兩ならば千石其餘は是にじゆんじて宛行あておこなはるゝ思召なりれば各々方おの/\がたも今の内に御用金を差上られなば御直參ぢきさんに御取立に成樣師檀しだんよしみを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
じゆん平原の天末線てんまつせん
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
仙洞御所せんどうごしよと稱し一品親王なり又天子御世繼よつぎの太子を東宮とうぐういひ是又一品親王なり又東叡山の宮樣は一品准后ほんじゆんこうにして准后とは天子のきさきじゆんずる故に准后の宮樣とは云なり然ば宮樣の御沓おくつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
同人妻せん何樣成儀申上奉りしやふたたび御手數おんてかず相掛候段不屆ふとゞき者なりと申けるに越前守殿成程なるほど其方の申所道理もつともの樣には聞えしが其方も榊原の家來けらいにて某が役儀にもじゆんする事故決斷けつだん如才じよさいはあるまじきも人命の重きはかね承知しようちで有らう罪のうたがはしきは之を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)