“直參”の読み方と例文
新字:直参
読み方割合
ぢきさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下され五十兩には百五十石三百兩ならば千石其餘は是にじゆんじて宛行あておこなはるゝ思召なりれば各々方おの/\がたも今の内に御用金を差上られなば御直參ぢきさんに御取立に成樣師檀しだんよしみを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
阿波藩の淡路城代稻田氏が藩から獨立しようとする逆心があると誤解し、阿波直參ぢきさんの士族どもが、城代並びにその家來(阿波藩から見れば、「また家來」)を洲本すもとの城に包圍した。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
井上は直參ぢきさんの自分に對する挨拶あいさつとしては、少し勝手が違ふやうに感じて、暫く樣子を見てゐたが、主人は右の挨拶の外には別に無禮な擧動もせぬ。そこで二言三言物語をして歸つた。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)