“洲本”の読み方と例文
読み方割合
すもと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岩野泡鳴本名美衛よしえ、明治六年一月二十日淡路国あわじのくに洲本すもとに生る。享年四十八歳、大正九年五月九日病死す。爾来じらい墓石なきを悲み、友人相寄り此処にこの碑を建つ。
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
なに、そんな気がねには及ばない、私たちは洲本すもとに一日二日泊まって、人形芝居の元祖である淡路浄瑠璃じょうるりを見物する。それから順礼のいでたちになって霊場廻りを
蓼喰う虫 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
若槻と千代はあの日は洲本すもとの四洲園で一泊し、翌朝、小路谷の古茂江へ行くといって宿を出、三熊山の山曲へ入ってブロバリンを飲んだというようなことらしかった。
虹の橋 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)