“淡路国”の読み方と例文
読み方割合
あわじのくに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう一ぴき牝鹿めじかは、うみを一つへだてた淡路国あわじのくに野島のじまんでいました。牡鹿おじかはこの二ひき牝鹿めじかあいだ始終しじゅう行ったりたりしていました。
夢占 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
淡路国あわじのくに岩屋の浦の八幡宮の別当べっとうに一匹の猛犬があった、別当が泉州の堺に行く時は、いつもその犬をつれて行ったものじゃ、その犬が行くと
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
岩野泡鳴本名美衛よしえ、明治六年一月二十日淡路国あわじのくに洲本すもとに生る。享年四十八歳、大正九年五月九日病死す。爾来じらい墓石なきを悲み、友人相寄り此処にこの碑を建つ。
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)