“現人神”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あらひとがみ93.8%
アラヒトガミ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一首の意は、天皇は現人神あらひとがみにましますから、今、天にとどろいかずちの名を持っている山のうえに行宮あんぐうを御造りになりたもうた、というのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
あるいは生きている間から現人神あらひとがみと呼ばれたり、または人間はだれでも仏性を備えているものとして、即身成仏そくしんじょうぶつと唱えられる。
キリスト教入門 (新字新仮名) / 矢内原忠雄(著)
はしきやし我がの君を、かけまくもゆゝし畏し、スミ現人神アラヒトガミの、舟のにうしはき給ひ、着き給はむ島の崎々、より給はむ磯の崎々、荒き波 風に遭はせず、つゝみなく、病あらせず
相聞の発達 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)