“らい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ライ
語句割合
69.1%
12.1%
10.1%
3.4%
2.7%
0.7%
0.7%
羅衣0.7%
0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ます目結めゆいらい源氏香図げんじこうずなどの模様は、平行線として知覚されることが必ずしも不可能でない。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
新吉は電光いなびかりの時に顔を見られないようにすると、其の野郎もらいが嫌いだと見えてく見る事も致しません。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
これはらいをやむ人の前世のごうみずから世に告ぐる、むごき仕打ちなりとシャロットの女は知るすべもあらぬ。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
小川さんは完全ならい療養所の先生であると私は信じている。完全な者はそう幾人もない。小川さんは日本における稀有な存在である。
小島の春:01 序 (新字新仮名) / 高野六郎(著)
彼が二階へ持って上がった、らい了戒りょうかいを仕込んである白木の杖——それが、金吾の左の手に招き寄せられたので、
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
房州ぼうしゅうとかは百ねんらいためしがないとわれるほどの惨害ざんがいこうむったのでした。
鴻儒かうじゆきこえ高きらい先生(名襄、字子成、山陽と号、通称頼徳太郎)へもとむらひ、坐談ざだん化石の事におよび
これは彼の持物であるが、彼のおもわくを見るとあんまりいいものでもないらしく、彼は「らい」という言葉を嫌って一切「らい」に近いおんまでも嫌った。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
往時むかしから仏像の創作には、一とうらいとか、精進潔斎とかやかましく言ひ伝へられてゐるが、まんざらさうばかりでもないのはこの楽書がよく証拠立ててゐる。
口のうちで唱えていた観音経の声が、我を忘れて次第に大きな声になってゆく、気がつくと急に声を落し、また、っては、一刀三らいのこころを像に向ってらした。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
幾百千年いくひやくせんねんらいつもつもつて、あだか小山こやまのやうになつて落葉おちばうへんだり
數年すうねんらいなみまくらわた水夫すゐふども未曾有みそういうかう航海かうかいだとかたつたほど
詩。「巻金村。離信已来濃。行行少峻峰。望原莎径坦。臨谷稲田重。五瀬雲辺嶺。七株山畔松。炊烟人語近。半睡聴村舂。」五らいはいせである。「此地遠望勢州之諸山、翠黛於雲辺」と註してある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
丸い肩から流れる線の末端を留めて花弁をそろへたやうな——それも自然に薄紅の肉色を思はせる指、なよやかな下半身に打ちなびく羅衣らいひだの、そのひとつ/\の陰にも言ひ知れぬ濃情を潜めてゐるのであつた。
老主の一時期 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
書中に又「尾道に順迪じゆんてきの墓をらいす」と云ふことがある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)