“よる”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヨル
語句割合
96.9%
0.5%
夜分0.5%
夜間0.5%
0.5%
亥刻0.3%
夜中0.3%
0.3%
0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
将軍家定は二日のよる吹上ふきあげの庭にある滝見茶屋たきみぢゃやに避難したが、本丸の破損が少かったので翌朝帰った。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
ボンはって、じっとりこうそうなつきをしてかお見上みあげていましたが、やはり、よるになると
おじいさんの家 (新字新仮名) / 小川未明(著)
養生やうじやう仕方しかたひとよるなれどこゝろとむるはたれかはらず
養生心得草 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
こはまづ神武天皇紀によるに、今の大和国を内つ国といひつ。さて其内つ国を、こゝにサヤギなき国と書たり。同紀に、雖辺土未清余妖尚梗而トツクニハナホサヤゲリトイヘドモ中洲之地無風塵ウチツクニハヤスラケシてふと同意なるにてしりぬ。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ナニ夜分よることでげすから襦袢じゆばんをひつくり返して穿きます。
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
甲「此の筆なるものゝ父は長らく病中夜分よるもおち/\眠りもせずに看病を致して、何もも売尽し、其の日に迫って袖乞に迄出る事を支配をも致しながら知らん事は有るまい、全く存ぜずに居ったか」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
同じ村内に住んでゐるのではあるが、兩人の居る所から此家までは一里近くも人離れのした峠を越さねばならぬので、夜間よるなどやつて來るのは珍しい方であつた。
姉妹 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
夜間よるの通行が途絶え勝ちになった。
柳営秘録かつえ蔵 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
所がその頃の士族一般のふうとして、頬冠ほほかむりをしてよる出掛でかけて行く。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
朝になって羅は起きようとしたが、よるに女がこしらえてくれた着物は芭蕉のような葉であるから、とても着られないだろうと思いながら手にとって見ると、緑の錦のひどくなめらかなものであった。
翩翩 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
フラリと平次の家へ來たのは亥刻よる少し過ぎ、食はず飮まずで見張つてゐてひどくつかれて居ります。
私の知ったものに、夜中よる職人と喧嘩けんかをして、相手の頭へ下駄げたで傷を負わせたのがありました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
秋近き心のよるや四畳半
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
大阪博愛社の社長小橋実之助こばしみのすけ氏はよるべのない孤児を教育し、教養するのを自分の天職として働いてゐる人である。