“殺伐”の読み方と例文
読み方割合
さつばつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あつくして問るべしまづ第一に天一坊の面部めんぶあらはれしさうは存外の事をくはだつる相にて人を僞るの氣たしかなり又眼中に殺伐さつばつの氣あり是は他人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
もっとも、殺伐さつばつな戦場生活だの、僻地へきちから曠野こうや流浪るろうしてきた身なので、よけいに、彼方の女性が美しく見えたのかもしれない。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その他、弁舌よく、それがために吉なることあり、また損耗することあり、女難などあり、内心に殺伐さつばつの気あり。慎むべし。
妖怪学 (新字新仮名) / 井上円了(著)