“殺伐激越”の読み方と例文
読み方割合
さつばつげきえつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南風の時なるやもって我が民の財をおおいにすべしと。今ゆうの音を聞くに、誠に殺伐激越さつばつげきえつ、南音にあらずして北声に類するものだ。弾者の荒怠暴恣こうたいぼうしの心状をこれほど明らかに映し出したものはない。——
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)