夜間よる)” の例文
同じ村内に住んでゐるのではあるが、兩人の居る所から此家までは一里近くも人離れのした峠を越さねばならぬので、夜間よるなどやつて來るのは珍しい方であつた。
姉妹 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
江戸の人心は恟々とした。夜間よるの通行が途絶え勝ちになった。
柳営秘録かつえ蔵 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)