“因(よる)” の例文
呼入(よびいれ)今の次第和吉が來りし事よりして斷りたるは癲癇(てんかん)と云觸(ふら)したる元益が所爲(しわざ)に因(よる)こと是はまた家主庄兵衞が戀慕(れんぼ)に出で云々(かく/\)なりし一伍(ぶ)一什(しじふ)を委敷(くはしく)語(かた)るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
干(ほし)ければ當人は申に及ばず女房お政の歡喜(よろこび)言ん方なく迅速(すみやか)に腰懸まで迎ひに來り是偏へに御奉行の明斷に因(よる)所なりと白洲の方に向ひて頻(しき)りに伏拜(ふしをが)み嬉(うれ)し涙に昏(くれ)たりけり時に後藤半四郎は再び大岡殿に向ひ恐れながら某し御奉行樣へ願ひ上(あげ)奉つり度(たき)儀御座候右は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
聞ん爲斯來りしなり是非とも語り給へと云ひければ白水翁左程(さほど)に申さるゝことならば是非なきにより語り申さん先づ此卦(け)に因(よる)時(とき)は其許(もと)正(まさ)に死(し)し給ふべしと申に靱負(ゆきへ)は呵々(から/\)と笑(わら)ひ何人か世に生れて死せざるの道理(だうり)あらんや我幾年の後死するや白水翁(はくすゐおう)曰く今年死し給は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)