“基因”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もと33.3%
きいん33.3%
きゐん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老婆に対する周囲の冷淡さ、無情さを憤慨して居る裡に、その憤慨が基因もとである老婆の事は、何時の間にかお留守になつて居たのである。
我鬼 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
かの事実と符合せざる虚偽の通信といえども、必ずしも故意にしかるにあらずして、しばしば力量の不足に基因きいんする。
俊男の頭の中には今、自分が病身の爲に家庭に於ける種々さま/″\なる出來事を思出した。思出すとそれ大概たいがい自分の病身といふに基因きゐんしてゐる。
青い顔 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)