“因習”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いんしゅう40.0%
いんしふ20.0%
しきたり20.0%
コンヴエンシヨン20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
衆智しゅうちをあつめて衆智を越え、東山様式の因習いんしゅうを破り、大がかりなこと、豪壮ごうそう華麗かれいなこと、天下の耳目じもくをあつめるに足りた。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのはなし樣子やうすからしてかんがへると、かれはのべつにういふ場所ばしよ出入しつにふして、その刺戟しげきにはとうに麻痺まひしながら、因習いんしふ結果けつくわ依然いぜんとしてつき何度なんどとなくおなことかへしてゐるらしかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
従来の因習しきたりもないので、まるで徳義を省みないというような事に成りがちである。
その不合理の最大なものは封建的な因習コンヴエンシヨンともう一つは必ずしも封建的とは云へない非計画性だと思ふんです。
対話 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)