“豪壮”の読み方と例文
旧字:豪壯
読み方割合
ごうそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
衆智しゅうちをあつめて衆智を越え、東山様式の因習いんしゅうを破り、大がかりなこと、豪壮ごうそう華麗かれいなこと、天下の耳目じもくをあつめるに足りた。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ブラウエンベルグ氏は壁炉にはじめて薪を焚かせると、しきりに豪壮ごうそうな咳払ひをしながら、ひとり満悦の態だつた。
灰色の眼の女 (新字旧仮名) / 神西清(著)
と、いうが如き豪壮ごうそう矢唸やうなりがあった。しかも阿能局の運んで来た矢数も忽ち射尽してしまったほど、矢つぎ早であった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)