“いんしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
因州33.3%
因襲33.3%
因習22.2%
殷周11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
因州いんしゅう薩州さっしゅうの兵三千、大砲二十門を引いて、東山道軍と称し、木曾路から諏訪へ這入り、甲府を襲い、甲府城代佐藤駿河守殿をおさめ、甲府城を乗取ろうとしているのじゃ。
甲州鎮撫隊 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
元来進取的の人だから、至って自然に芸人という因襲いんしゅうから自己を解放してしまった。奥さんも美代子さんも満足だった。
心のアンテナ (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
氏は昔ながらの因習いんしゅうにとらわれている一人一人の患者を、根気よく説得し治療した。
たとえば期節きせつの十月と十一月との差こそはあれ、稲はかの殷周いんしゅう文化の中心地帯において、やや少量ながらはやくまた必ず栽培せられた穀物であった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)