“源因”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げんいん55.6%
もと33.3%
げんゐん11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも久しぶりにこう落ち合ってみると、兄弟のやさしい心持がどこからか自然にいて出た。場合が場合なのもその大きな源因げんいんになっていた。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「詫まるなんて」と三千代は声をふるわしながらさえぎった。「私が源因もとでそうなったのに、貴方に詫まらしちゃ済まないじゃありませんか」
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それからきふにツヽケンドンなものいひおしだから、大方おほかたそれはらをおちの源因げんゐんであらうとおもふ。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)