雷電らいでん)” の例文
種類としてはたちのいいふななのを校長はすぐ見てとった。利根川とねがわを渡って一里、そこに板倉沼というのがある。沼のほとりに雷電らいでんを祭った神社がある。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
風にもまれて暮したりやうやく五日のさる下刻げこくに及び少し風もしづまり浪もやゝおだやかに成ければわづかに蘇生そせいの心地してよろこびしが間もなく其夜の初更しよかうに再び震動しんどう雷電らいでん颶風ぐふうしきりに吹起ふきおこり以前にばいしてつよければふね
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ともすれば雷電らいでんの破壊の焔が
例えば雷電らいでんかんぬきとでもいう。
メフィスト (新字新仮名) / 小山清(著)
雷電らいでんやしろの神は
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)