“下刻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げこく93.1%
さがり3.4%
ゲコク3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年表には「東風にて西神田町一圓に類燒し、又北風になりて、本銀町ほんしろかねちやう本町ほんちやう石町こくちやう駿河町するがちやう室町むろまちの邊に至り、夜下刻げこくしづまる」
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
○かくてなかたひら村(九軒)天酒あまさけ村(二軒)大赤沢おほあかさは村(九軒)をたる道みなけはし山行やまぶみして此日さる下刻さがりやう/\小赤沢にいたりぬ。こゝには人家廿八軒ありて、秋山の中二ヶ所の大村也。
四月二十一日、タツ下刻ゲコクノ事ナルニ、一天曇リナク、照リニ照リタル空ナレバ、手負テオヒ共、日ニ照リツケラレ、イト苦シガリケリ。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)