“さがり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
退出33.3%
下刻16.7%
下城16.7%
16.7%
退城16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武「はい御奉行のお退出さがりまでは未だ余程あいだが有ります」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
○かくてなかたひら村(九軒)天酒あまさけ村(二軒)大赤沢おほあかさは村(九軒)をたる道みなけはし山行やまぶみして此日さる下刻さがりやう/\小赤沢にいたりぬ。こゝには人家廿八軒ありて、秋山の中二ヶ所の大村也。
藤波は、呟くような声でお帰りを待たしていただきたいと言って脇書院わきしょいんへ通る。お下城さがりになった顔をひと眼見てここで腹を切る覚悟。
これさうだことしてお内儀かみさんとこへも小作こさくさがりつてねえでまねえんですが、かゝあ單衣物ひてえものしちえてたのしてつたんでがすがね、はたけへなんぞんのにやあんまものなんだが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「今、お退城さがりか。お勤め大儀でおざった」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)