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吹起
ふりがな文庫
“吹起”の読み方と例文
読み方
割合
ふきおこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふきおこ
(逆引き)
この折から聞えはじめたのはどっという
山彦
(
こだま
)
に伝わる
響
(
ひびき
)
、ちょうど山の奥に風が
渦巻
(
うづま
)
いてそこから
吹起
(
ふきおこ
)
る穴があいたように感じられる。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
いつか身は不治の
病
(
やまい
)
に腸と胃とを冒さるるや
寒夜
(
かんや
)
に独り火を
吹起
(
ふきおこ
)
して薬飲む湯をわかす時なぞ親切に世話してくれる女もあらばと思う事もあったが
雨瀟瀟
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
風に
揉
(
もま
)
れて暮したり
漸
(
やうや
)
く五日の
申
(
さる
)
の
下刻
(
げこく
)
に及び少し風も
靜
(
しづ
)
まり浪も
稍
(
やゝ
)
穩
(
おだや
)
かに成ければ
僅
(
わづ
)
かに
蘇生
(
そせい
)
の心地して
悦
(
よろこ
)
びしが間もなく其夜の
初更
(
しよかう
)
に再び
震動
(
しんどう
)
雷電
(
らいでん
)
し
颶風
(
ぐふう
)
頻
(
しき
)
りに
吹起
(
ふきおこ
)
り以前に
倍
(
ばい
)
して
強
(
つよ
)
ければ
船
(
ふね
)
は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
吹起(ふきおこ)の例文をもっと
(4作品)
見る
吹
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
起
常用漢字
小3
部首:⾛
10画
“吹”で始まる語句
吹
吹聴
吹雪
吹上
吹出
吹聽
吹込
吹矢
吹掛
吹消
検索の候補
江国春風吹不起
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作者不詳
泉鏡太郎
泉鏡花
永井荷風