“雷鳴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かみなり63.2%
らいめい29.4%
いかづち1.5%
かみな1.5%
かんなり1.5%
なるかみ1.5%
はやしかた1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ヘエ、じゃないよ。かじり付いたら、雷鳴かみなりが鳴っても離さないのが岡っ引のたしなみだ。見ればガン首も手足も無事じゃないか」
しかし自分じぶんは、いま兵隊へいたいさんのまえにいるのだとがつくと、かれは、我慢がまんして、じっと、雷鳴らいめいとおざかっていくそらつめていました。
僕はこれからだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
『なんぢの雷鳴いかづちのこゑ』、『ヱホバは天に雷鳴いかづちをとどろかせたまへり』とあつたり、フアウストに
雷談義 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
「その院ノ庄です。……いやそれゆえの、ご不審でしたか。……何の何の、今日は昨日と違い、雷鳴かみなり雲も見えませぬゆえ、その二里ほどを、桜狩りしつつまいろうとの心ぐみにござります」
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いにしへの内裏には“雷鳴かんなりつぼ”といふ一舍があつて、かみなりといふと、陛下はそこへ逃げこまれた。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)
かれらは永劫とわ雷鳴なるかみのもとに
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
どうもコンナにお涼しくなりましてから雷鳴はやしかた入りの夕立なんて可笑おかしな時候で御座いますなあ。
悪魔祈祷書 (新字新仮名) / 夢野久作(著)