“蜃気楼”のいろいろな読み方と例文
旧字:蜃氣樓
読み方(ふりがな)割合
しんきろう93.5%
かいやぐち1.6%
かいやぐら1.6%
かひやぐら1.6%
ミュアジュ1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“蜃気楼”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究27.3%
文学 > フランス文学 > 小説 物語5.8%
文学 > 日本文学 > 日本文学0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
じいさんの御話おはなしからかんがえてましても、竜宮りゅうぐうはドウやらひとつ蜃気楼しんきろう
今この茶碗で番茶をすすっていると、江戸時代の麹町が湯気の間から蜃気楼しんきろうのように朦朧もうろうと現れて来る。
二階から (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「何処にお諏訪様がおるのじゃ、孔夫子は、怪力乱神を語らずと云われた、今の世の中に、神なんかが出て来てたまるものか、今の世にばてれん以上に、怪しいものはない、この比、ばてれんが無うなって、蜃気楼かいやぐちもあまり立たないと思うておりゃ、またばてれんをやりだした」
放生津物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
さっきまでは、目の下に黒く死人しびとのにおいを蔵していた京の町も、わずかのに、つめたい光の鍍金めっきをかけられて、今では、こしの国の人が見るという蜃気楼かいやぐらのように、塔の九輪や伽藍がらんの屋根を、おぼつかなく光らせながら、ほのかな明るみと影との中に、あらゆる物象を、ぼんやりとつつんでいる。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
白い国! 蜃気楼ミュアジュもかくや、——など陳腐ちんぷな形容ですが、事実、ぼくは蜃気楼ミュアジュをみた想いでした。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)