“ミラージュ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蜃気楼50.0%
迷景50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
氷河や山稜アレトの削りとられた鋭い輪廓は、立体的には見えないで、薄い、然しフレッシュな色彩で、大空に画かれた蜃気楼ミラージュのように思われた。
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
雪に新しく飾られた岩山が蜃気楼ミラージュのように見わたされる、それ等のふもとは、雪に交じる緑が次第に濃く、樅とも思われる木立から、グリンデルワルトの斜面につづいている。
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
時とすると、彼は、迷景ミラージュの漂つてゐる遙か遠方に、異樣な色合をした山の姿が眼界に現はれて來るのを見た。