“しんきろう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蜃気楼91.4%
蜃氣樓8.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでがっかりするくらいなら、あなたみたいに、初めっから蜃気楼(しんきろう)なんか見ないようなたちの方が、かえっていいかもしれない
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
『若(も)しもこれが蜃気楼(しんきろう)なら世(よ)の中(なか)に蜃気楼(しんきろう)でないものは一(ひと)つもありはしない……。』私(わたくし)は心(こころ)の中(うち)でそう考(かんが)えたのでございました。
われは第二曲の題として蜃氣樓(しんきろう)を得たり。こは拿破里又シチリアの水濱にて屡〻見(あらは)るゝものといへど、われは未だ嘗て見しことあらず。唯だ此重樓複閣の奧には、我に親しき神女棲(す)み給ふ。
目(め)の下(した)の崖(がけ)の樹(こ)の間(ま)に、山鳥(やまどり)が吐(は)いた蜃氣樓(しんきろう)の如(ごと)き白壁造(しらかべづくり)、屋根(やね)の石(いし)さへ群青(ぐんじやう)の岩(いは)の斷片(かけら)を葉(は)に散(ち)らす。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)