“斷片”のいろいろな読み方と例文
新字:断片
読み方割合
かけら60.0%
だんぺん20.0%
きれはし20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
したがけに、山鳥やまどりいた蜃氣樓しんきろうごと白壁造しらかべづくり屋根やねいしさへ群青ぐんじやういは斷片かけららす。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
らされた部分ぶぶんあかるい灰色はひいろ斷片だんぺんとなつてくらなかにほつかりちた。さうして二人ふたりかげうごくにれてうごいた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
或は、遠くの遠くの不思議な世界まで、これらの顏の斷片きれはしを持つていつて、それを土臺に全く別の新しいのを造上げるかも知れないが、これとてもしかとは受合はれぬ。
落葉 (旧字旧仮名) / レミ・ドゥ・グルモン(著)