斷片かけら)” の例文
新字:断片
したがけに、山鳥やまどりいた蜃氣樓しんきろうごと白壁造しらかべづくり屋根やねいしさへ群青ぐんじやういは斷片かけららす。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
伽羅や沈香は、こちとらの家にある品ぢやない——ところで、鑄掛屋いかけやの權次は空地のどの邊に店を張つて仕事をして居るんだ。大體場所がきまつて居るだらう、炭の斷片かけらか、鐵屑かなくづがある筈だ。
來たのは花辨はなびらか 白い雲の斷片かけら