“だんぺん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
断片71.4%
斷片14.3%
弾片14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
壁体へきたいだの階段だの奇妙な小室しょうしつだのの符合が並んでいたが、生憎あいにくごくはしの方だけを切取ったものらしく、何を示してある図か、この断片だんぺんだけでは分らなかった。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
らされた部分ぶぶんあかるい灰色はひいろ斷片だんぺんとなつてくらなかにほつかりちた。さうして二人ふたりかげうごくにれてうごいた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
かれうしてあたらしいところつて、あたらしいものせつするのが、用向ようむき成否せいひかゝはらず、今迄いままでかずにぎたきた世界せかい斷片だんぺんあたまやうがしてなんとなく愉快ゆくわいであつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
だが、これは精神病ではなく、弾片だんぺんによって脳髄に受けたる圧迫傷害にもとづくもので、大脳手術を施すことにより多分恢復するだろうと思われる。
大脳手術 (新字新仮名) / 海野十三(著)