斷片だんぺん)” の例文
新字:断片
らされた部分ぶぶんあかるい灰色はひいろ斷片だんぺんとなつてくらなかにほつかりちた。さうして二人ふたりかげうごくにれてうごいた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
かれうしてあたらしいところつて、あたらしいものせつするのが、用向ようむき成否せいひかゝはらず、今迄いままでかずにぎたきた世界せかい斷片だんぺんあたまやうがしてなんとなく愉快ゆくわいであつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)