“甚平”の読み方と例文
読み方割合
じんべい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荷は軽そうなが前屈みに、てくてく帰る……お千世がの植木屋甚平、名と顱巻娑婆気がある。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「そうじゃ。誰も生命が惜しいから、魔の森へ入ろうという者はあらせんわ。そういえばお主は昨日の真夜中、甚平が魔の森の方角で見たという怪しい一件の話を知っとるか」
地球盗難 (新字新仮名) / 海野十三(著)
現に夏休みの一日前に数学を教える桐山教官のお父さんの葬列の通った時にも、ある家の軒下んだ甚平一つの老人などは渋団扇へかざしたまま、「ははあ、十五円のいだな」と云った。
文章 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)