“顱巻”の読み方と例文
旧字:顱卷
読み方割合
はちまき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
爺どのは、うようにして、身体からだを隠して引返したと言いましけ。よう姿が隠さりょう、光った天窓あたまと、顱巻はちまき茜色あかねいろが月夜に消えるか。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
眉太く、眼の細きが、むこうざまに顱巻はちまきしたる、額のあたり汗になりて、のしのしと近づきつつ、細き道をかたよけてわれを通せしが、ふりかえり
竜潭譚 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
まゆ太く、の細きが、むこうざまに顱巻はちまきしたる、ひたいのあたり汗になりて、のしのしと近づきつつ、細き道をかたよけてわれを通せしが、ふりかへり
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)