“顱頂骨”の読み方と例文
読み方割合
ろちょうこつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頭部の肉は顱頂骨ろちょうこつが透いて見えるほどひからびていて、ビカビカ光る引釣ひっつりがあって、その上全面に一本の毛髪も残っていなかった。
悪霊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
彼は何かまとまった職業に従事すると、三日目から顱頂骨ろちょうこつの辺がずきりずきりと痛み出すので一週間と続かなかった。
死の接吻 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
「然るにだ……現在、君自身には赤の他人としか思えない呉一郎の頭の痛みが、如何なる精神科学の作用で、君自身の顱頂骨ろちょうこつの上に残っているか……」
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)