“甚内”の読み方と例文
読み方割合
じんない100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また利休居士りきゅうこじ珍重ちんちょうしていた「赤がしら」と称える水さしも、それを贈った連歌師れんがし本名ほんみょうは、甚内じんないとか云ったと聞いています。
報恩記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
御先祖大場甚内じんない様、大坂夏冬の陣に抜群の御手柄を現わし東照宮様の御墨付を頂いたばかりに、この度御所領の騒動にも、格別の御沙汰もなく、御目こぼしになりました。
甚内じんないどのでおわすか。それがしは、北畠家の老職、滝川三郎兵衛で」
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)