報恩記ほうおんき
阿媽港甚内の話 わたしは甚内と云うものです。苗字は——さあ、世間ではずっと前から、阿媽港甚内と云っているようです。阿媽港甚内、——あなたもこの名は知っていますか?いや、驚くには及びません。わたしはあなたの知っている通り、評判の高い盗人です。 …
作品に特徴的な語句
はずか あかる 金包かねづつ 微笑びしょう むくい 黄金おうごん いまだ うしろ 苦笑くしょう 内儀ないぎ ぜん 現世げんぜ あが 御詫おわ 大船おおぶね かた こら 一夜いちや ゆか 柳町やなぎまち 三度さんど くだ 下座しもざ まが あるじ ほろ ばし 今日きょう ひま 往来おうらい とも さむらい 面当つらあ のち 日本にっぽん 寸法すんぽう 雪明ゆきあか さわ しお あいだ せつ ひら 荘厳しょうごん あが 鐘楼しゅろう しま こま あやう たが なげう 町家ちょうか 呂宋るそん 天窓てんまど 手捕てど 白々しろじろ ひん 微笑ほほえみ 身代みがわ いか 財宝ざいほう 立派りっぱ よる うらみ そと かか ふだ ばち すが なわ 網代あじろ まぎ くわ かさ 笄髷こうがいまげ 法衣ころも 火照ほて 火影ほかげ ただよ 渡海とかい 洛中らくちゅう 正体しょうたい ねずみ つえ 極道ごくどう 歔欷すすりなき 気色けしき 沙室しゃむろ