“金包”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かねづつみ33.3%
かねづゝみ33.3%
かねつゝみ16.7%
かねづつ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
羽州山はまた泣き出しさうな顔をして、その金包かねづつみを受取つた。そして栃木の出世にあやかるやうにと言つて、鱈腹たらふく飲んだり、食つたりした。
と云うから、重二郎はかねて用意をして来た風呂敷へ金包かねづゝみを包んで腰へしっかり縛り付けました。
うかゞへば女の化粧けしやうする動靜やうすなり何心なくのぞこめば年の頃は十八九の娘の容色きりやうすぐれ美麗うつくしきが服紗ふくさより一ツの金包かねつゝみを取出し中より四五りやうわけて紙に包み跡を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
すると甚内は云わない先に、わたしの心を読んだのでございましょう、悠々と胴巻どうまきをほどきながら、の前へ金包かねづつみを並べました。
報恩記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)