“連歌師”の読み方と例文
読み方割合
れんがし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
連歌師れんがし里村紹巴さとむらじょうはは、裾のほこりをたたいて上がった。彼の草履も顔じゅうの汗も、さすがに今日だけは、日頃に似ず真っ黒によごれていた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また利休居士りきゅうこじ珍重ちんちょうしていた「赤がしら」と称える水さしも、それを贈った連歌師れんがし本名ほんみょうは、甚内じんないとか云ったと聞いています。
報恩記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
やがて座に戻った連歌師れんがしは、玄浴主よくすの新たに温めてすすめる心づくしの酒に唇をうるおしながら、物語の先をつづけた。
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)