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連歌師
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れんがし
ふりがな文庫
“
連歌師
(
れんがし
)” の例文
連歌師
(
れんがし
)
の
里村紹巴
(
さとむらじょうは
)
は、裾の
埃
(
ほこり
)
をたたいて上がった。彼の草履も顔じゅうの汗も、さすがに今日だけは、日頃に似ず真っ黒によごれていた。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
また
利休居士
(
りきゅうこじ
)
の
珍重
(
ちんちょう
)
していた「赤がしら」と称える水さしも、それを贈った
連歌師
(
れんがし
)
の
本名
(
ほんみょう
)
は、
甚内
(
じんない
)
とか云ったと聞いています。
報恩記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
やがて座に戻った
連歌師
(
れんがし
)
は、玄
浴主
(
よくす
)
の新たに温めてすすめる心づくしの酒に唇をうるおしながら、物語の先をつづけた。
雪の宿り
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
保さんの母
五百
(
いお
)
の話に、五郎作は
苦味走
(
にがみばし
)
った
好
(
よ
)
い男であったということであった。菓子商、
用達
(
ようたし
)
の外、この人は幕府の
連歌師
(
れんがし
)
の執筆をも勤めていた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
数日前から滞在している
里村紹巴
(
さとむらしょうは
)
という有名な
連歌師
(
れんがし
)
を中心に、瑞龍寺で志ある人々が集まって歌の会を催していると、一人の
見馴
(
みな
)
れぬ武士が和尚を訪ねて来てその席に加わった。
蒲生鶴千代
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
旅の
連歌師
(
れんがし
)
などが自らを
嘲
(
あざけ
)
る言葉だったからおかしいのである。
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
府中は、おっとりしていた、衣服の華美の程度で階級が知れた、扇で
唇
(
くち
)
をかくして気取って歩いた。
音曲
(
おんぎょく
)
が
旺
(
さか
)
んだった。
連歌師
(
れんがし
)
がたくさんいた。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
やがて座に戻つた
連歌師
(
れんがし
)
は、玄
浴主
(
よくす
)
の新たに温めてすすめる心づくしの酒に唇をうるほしながら、物語の先をつづけた。
雪の宿り
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
侍
(
さむらい
)
、
連歌師
(
れんがし
)
、町人、
虚無僧
(
こむそう
)
、——何にでも姿を変えると云う、
洛中
(
らくちゅう
)
に名高い
盗人
(
ぬすびと
)
なのです。わたしは
後
(
あと
)
から見え隠れに甚内の跡をつけて行きました。
報恩記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
うっかり
転害
(
てがい
)
門を見過ごしそうになって、
連歌師
(
れんがし
)
貞阿
(
ていあ
)
ははたと足をとめた。別にほかのことを考えていたのでもない。
雪の宿り
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
「
連歌師
(
れんがし
)
の
里村紹巴
(
さとむらじょうは
)
の宅まで、この一通を大急ぎで届けおいてくれぬか」
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
うつかり
転害
(
てがい
)
門を見過ごしさうになつて、
連歌師
(
れんがし
)
貞阿
(
ていあ
)
ははたと足をとめた。別にほかのことを考へてゐたのでもない。
雪の宿り
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
当夜、
連歌師
(
れんがし
)
の
紹巴
(
じょうは
)
などを
交
(
まじ
)
えて
百韻
(
ひゃくいん
)
を催した席でも
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それにしましても世の乱れにとつて、歌よみ、
連歌師
(
れんがし
)
、
猿楽師
(
さるがくし
)
など申すものに何の罪科がございませう。思へばひよんな風狂人もあつたものでございます。
雪の宿り
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
それにしましても世の乱れにとって、歌よみ、
連歌師
(
れんがし
)
、
猿楽師
(
さるがくし
)
など申すものに何の罪科がございましょう。思えばひょんな風狂人もあったものでございます。
雪の宿り
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
連
常用漢字
小4
部首:⾡
10画
歌
常用漢字
小2
部首:⽋
14画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
“連歌師”で始まる語句
連歌師救済