“じんない”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
甚内80.0%
陣内20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甚内じんないどのでおわすか。それがしは、北畠家の老職、滝川三郎兵衛で」
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
北条屋ほうじょうやを救った甚内じんないは、わたしたち一家の恩人です。わたしは甚内の身に危急ききゅうがあれば、たとえ命はなげうっても、恩に報いたいと決心しました。
報恩記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
社長の陣内じんないをはじめ、父の恵之を含む重役連は、それで利益が十分にあがる間は、黙つてみているつもりか、給与の改善を提案する時以外は、たいてい、ふんふんと彼の言うことを聞いていた。
光は影を (新字新仮名) / 岸田国士(著)