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甚内
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じんない
ふりがな文庫
“
甚内
(
じんない
)” の例文
また
利休居士
(
りきゅうこじ
)
の
珍重
(
ちんちょう
)
していた「赤がしら」と称える水さしも、それを贈った
連歌師
(
れんがし
)
の
本名
(
ほんみょう
)
は、
甚内
(
じんない
)
とか云ったと聞いています。
報恩記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
御先祖大場
甚内
(
じんない
)
様、大坂夏冬の陣に抜群の御手柄を現わし東照宮様の御墨付を頂いたばかりに、この度御所領の騒動にも、格別の御沙汰もなく、御目こぼしになりました。
銭形平次捕物控:022 名馬罪あり
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
甚内
(
じんない
)
どのでおわすか。それがしは、北畠家の老職、滝川三郎兵衛で」
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
北条屋
(
ほうじょうや
)
を救った
甚内
(
じんない
)
は、わたしたち一家の恩人です。わたしは甚内の身に
危急
(
ききゅう
)
があれば、たとえ命は
抛
(
なげう
)
っても、恩に報いたいと決心しました。
報恩記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
甚内
(
じんない
)
は五体をしびらせておそれいった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
甚内
(
じんない
)
は一声叱ったまま、元の通り歩いて行きそうにします。わたしはほとんど気違いのように
法衣
(
ころも
)
の
裾
(
すそ
)
へ
縋
(
すが
)
りつきました。
報恩記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
甚
常用漢字
中学
部首:⽢
9画
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
“甚内”で始まる語句
甚内橋