“蛍狩”のいろいろな読み方と例文
旧字:螢狩
読み方割合
ほたるがり80.0%
ほたるが20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、今年もおそろひの派手な縮み浴衣ゆかたを着は着ても、最早もはやそのすそから玉のやうなかかとをこぼして蛍狩ほたるがりや庭のすずみには歩かなかつた。
老主の一時期 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
一昨日の夜の蛍狩ほたるがりのこと、昨夜から今日の午前にかけての蒲郡がまごおりのことなど、楽しかった遊びの後味よりも、ついさっき別れて来た雪子の
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
蛍狩ほたるがりでもあるまいに、淀橋上水堀の道もないあたりを、狐にでもかされたような三人男が歩いていた。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)