“夏帽子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なつばうし60.0%
なつぼうし40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うしたことか、今年ことし夏帽子なつばうし格安かくやすだつたから、麥稈むぎわらだけはあたらしいのをとゝのへたが、さつとつたら、さそくにふところへねぢまうし、かぜられてはことだと……ちよつと意氣いきにはかぶれない。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さわやかな夏帽子なつばうし麦稈むぎわら
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「樺の木さん、お早う、そちらに居られるのは土神ですね。」狐は赤革あかがわくつをはき茶いろのレーンコートを着てまだ夏帽子なつぼうしをかぶりながらう云いました。
土神ときつね (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
ちらほらと夏帽子なつぼうしにつく
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)