“夏帽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なつぼう66.7%
なつばう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
普通のことでは面白くないから、何か特別な事をして見たいというので、髪の毛を伸ばして見たり、冬夏帽なつぼうかぶって見たり——それは此処ここの生徒などにもよくある。
模倣と独立 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
代助は昨夕ゆふべの反動で、此陽気な空気のなかちる自分のくろかげになつた。ひろつば夏帽なつぼうかぶりながら、早く雨季うきに入ればいと云ふ心持があつた。其雨季うきはもう二三にち眼前がんぜんせまつてゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
さあこれかぶれとつて、小六ころくふる夏帽なつばうしてやつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)