“麦稈”のいろいろな読み方と例文
旧字:麥稈
読み方割合
むぎわら86.5%
むぎから8.1%
ばっかん5.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年老いた父が今麦稈むぎわら帽子をくぎにひっかけている。十月になっても被りつづけている麦稈帽子、それは狐がけたような色をしている。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
そして麦束はポンポン叩かれたと思うと、もうみんなつぶが落ちていました。麦稈むぎからは青いほのおをあげてめらめらと燃え、あとには黄色な麦粒の小山が残りました。
茶色になった麦稈ばっかん帽子は以前にも増して殖えたように見えた。汗でリボンを真黒に染めた中折れも御同様に思える。