“むぎから”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
麦稈60.0%
麥稈20.0%
麦殻20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「永久にあなたの私、永久に!」と終りを結んであった。そして二伸の添え書きがあって、みっともないフェルト帽をよして、麦稈むぎから帽を買うようにと、勧めてあった。
鶴の巣と松の根方に敷く藁は今朝けささやさやしあら麥稈むぎから
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
荷馬にうまの口へ結びつけた秣桶まぐさおけから麦殻むぎからのこぼれ落ちるのを何処から迷って来たのか痩せた鶏が一、二羽、馬の脚の間をば恐る恐る歩きながらついばんでいた。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)