“荷馬”の読み方と例文
読み方割合
にうま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荷馬(にうま)の口へ結びつけた秣桶(まぐさおけ)から麦殻(むぎから)のこぼれ落ちるのを何処から迷って来たのか痩せた鶏が一、二羽、馬の脚の間をば恐る恐る歩きながら啄(ついば)んでいた。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
この頃の日盛りに近所の問屋(とひや)へ荷役(にやく)に来る馬子(まご)が、荷馬(にうま)をその夫人の住居(すまゐ)の格子戸に繋いでおく事がよくある。
そうして馬の背の上に、梅鉢の紋らしいのが見えるところによって見れば、これは、やはりこの街道の神様である加州家に縁(ちなみ)のある荷馬(にうま)であることも推測(おしはか)られます。
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)